三陸 海 旅 つれづれなるまま

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地域の不要品が活動費に変身! ちょっとだけ リサイクル/リユース No.336  

先月。

30年かかわった、リサイクル/リユースの知識を生かし、住んでいる地域の不要品を活動費に変身させました。

 

前例がない活動の始まりです。

不要品を絞り、「わかりやすく、出しやすく(出そうな)、軽自動車で運べるもの」に限定。

チラシを配布してもらい、引き取り場所まで持ち込みをお願いすることになりました。

 

主なものは、以下の通りです。

・限定された電化製品(なんでもOKではありません)

・バッテリー(種類があります)

・ガス器具(レンジ、湯沸かし器等)

・タイヤ(アルミホイール付のみ)

デジタル家電

・金属各種(鉄、アルミ、ステンレス、銅、真鍮、鉛等)

不動品でもOK。

これらのものは「スピーカーあるいはチラシで収集」している業者さんも多数いて、中にはトラブル発生・逮捕者まで出ている過去。

自治体でも「産廃業者に出して」等注意喚起を呼び掛けていますが、地域のもの限定で集め換金、手数料は片道のガソリン代だけいただくことにしました。

遠回りですが実家に行くついでということで・・・・・。

 

当日。

程度のよくないもの」はモノにより「お持ち帰り」の断りをいれましたが、なんとか全部引き取ることができました。

あ~もったいない!と思ったのは「2019年製の程度のいい(取り外し料を払った)エアコンとガスレンジ(どちらも安価品ではない)」。

自分なら「取っておく」だろう二品。

子どもが県庁所在地に進学し、戻って来たのでいらない、なんて・・・・(気前の良い沿岸部?はこのパターンは「あり」です)。

 

地元の方からは「不用品を売るという発想がない」と言われました(市内にリサイクルショップはありますが、、、)。

 

その土地により「不要品に対する価値観」は天と地ほど違います。

たとえば「10年たった電化製品」があり手放したいと思ったとします。

そんな時、人により「処分料を払う」「無料で」「買い取ってほしい」に分かれます。

30年店を営んだ県庁所在地のある土地は「価値観のたいへん厳しい土地(10年たった新品と言われたこともあります)」で死ぬほど勉強になり結果的に死んで(廃業して)しまいましたが、沿岸部では2019年製のエアコンをいらないと処分する土地です。

 

問屋さんは「動こうが動くまいが買取金額は同じ」だからもったいないのです(ということは恐ろしく安い)。

中には「家の外に置いていたのでボロボロなもの、やゴミ収集されなかったもの」を持ち込む方も・・・・・(当然このパターンもあります)。

 

それぞれリユース/リサイクル品に分別。

下ろしやすいように軽自動車に積んでみれば・・・(一例です)。

別の日。

140㎞離れた問屋さんまで重く小さい軽自動車でトコトコ・・・・・(2時間半)。

この時ばかりは「いつもの下の道」より「真っすぐの三陸自動車道」が役に立ちました。

全国に何ヶ所かある問屋さんは20年だったかそれ以上か、お世話になっています。

過去、宇治市京都府)や大分市大分県)で作業をした際、大阪府と福岡県にある支店に持ち込んだりして、その”地域による違い”をついでに楽しんで・・・・・。

幸い待ち時間なく、無事下ろすことができました。

引き取られたものは世界各地(南米やアフリカまで)に輸出され活用されます。

 

残念ながら「お持ち帰り」が1点、、、、、(出てしまいました)。

昭和のカラオケセット(上の写真左)です。

仕方がないので木部の外側をばらしてごみ袋へ。

中身は問屋さんへ(安価ながら買い取り対象です)。

小一時間のばらし作業もボランティアで。

 

(問屋さん)

他の日と併せて2往復。

高額のものが複数あったため、集めた不要品が万単位になり結構な活動費となりました。

 

自治体の経費削減に伴い年々減少する活動費。

少しは足しになりそうです。

続きは来年、春がきてだいぶ暖かくなったころかもしれません。

それまで、三桁ある買取品目を時間を作り今一度、、、(確認&検討)。

品数を増やして、「家の不要品」を活動費に変身!ちょっとだけ・・・・・。