コロナ前の2019年5月末~6月中旬、30年店で働いた退職金代わりに、最初で最後の海外旅行(母)。
母の「高い山と高山植物が見たい」という希望で「スイス」に。
出発前入手したガイドブックを眺めた母からのリクエストで旅の行程が決定しました。
チューリッヒ市内に連泊して、日帰りで訪れた最初の場所「修道院の町St.Gallen・ザンクトガレン」。
国土の東側に位置し、近くに小国リヒテンシュタインや大きなオーバー湖をはさんでオーストリアやドイツもすぐそばです。
2000円近くする宿の朝食を1階ロビー隣接のカフェで摂る人々を横目に出発!
駅までぶらぶら歩いて7.8分。
今度は迷わず、別ルートも開拓すればこれまた楽し・・・。
駅ホームの複数個所にある券売機の画面(英語を選択)を何回かタップし、無事往復切符を購入しましたが、肝心な操作をせず”やっちまう(大損)”のは翌日のことでした・・・。
乗り換え1回、片道80㎞未満・1時間弱の普通切符(といっても急行があれば乗れるので普通列車も急行列車も同じ料金)代は一人3300円(往復6600円)のところ、ハーフフェアカード(半額券・120fフラン・14400円)を事前購入で一人1650円(往復3300円)でした(ふ~)。
「鉄道運賃の目安」は普通列車でもだいたい1時間あたり6000円で特急列車はありません(#円安の今では7000円??)。
支払いはソニー銀行デビットカード(事前両替のスイスフラン)で。
電気機関車がけん引する2階建電車が主流なようで、初めて乗れば2階からの眺めはGOOD!
広い乗降口から自転車が簡単に出し入れできて便利そうでした。
駅名は以下のような感じで特徴があります。
「Dieatlikon/デイェトリコン」・・・〇〇コンが多い
「Bassersdorf/バッサースドルフ」・・・〇〇ドルフが多い
「Winterthur/ヴィンタートゥール」
「Aadorf/アードルフ」
「Wil/ヴィル」・・・〇〇ヴィル
「Uzwil/ウツヴィル」
その他「〇〇ベルク」「〇〇ブルク」「〇〇ナッハ」「〇〇ゲン」等
「次は〇〇~」と車内案内があるので助かりました。
途中一度乗り換えしましたが、同じタイプの列車でまたまた2階から・・・・(沿線の風景)。
いろいろな国旗はためく小さな小屋たちは、都市近郊で週末を過ごすための場所(家庭菜園?)でしょうか、あちこちにありました。
スイス国鉄の車体や駅のマークは3か国語。
略称は「SBB(ドイツ語)CFF(フランス語)FFS(イタリア語)」です。
西側のフランス語圏と南側一部のイタリア語圏を除けばドイツ語圏。
車内案内もそれぞれの言葉で行われるので、乗っていると途中でフランス語からドイツ語に変わったりします。
世界に複数の言語を持つ国はたくさんありそうで、国民の皆さんは複数の言語を話す・行き来があるのかと思っていましたが、実際は地域差があるのか、それとも個人差なのか・・・よくわかりませんでした。
スイスでは英語は通じることがあったりしても、お互いにドイツ語とフランス語(イタリア語)を話す・・・ことは意外とありそうでない??のかもしれません。
平地部分を走り、無事修道院の町「ザンクトガレン駅」に着いたのはまだお昼前のことでした。