医療費の自己負担額が1割となる70歳を境に通院する人がぐっと増えるグラフを見ると、そこに「自己負担3割では検討、1割では気軽」な心理が働くのでしょうか・・・
「1時間3000円のハウスクリーニング代が介護保険利用で300円(1割負担)」と親の介護施設の方に言われ、安い!と感じつつ、同時に2700円が税金でまかなわれているとは考えなかった、へき地県境民です
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今から38年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。目的地の
「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。
9月20日(土)
フランス⇒スイス⇒オーストリアから北上、西ドイツ⇒北欧4か国(デンマーク・スウェーデン・フィンランド・ノルウェー)を経て西ドイツ・東ドイツ経由で西ベルリン(2枚目の地図・↓↓)へ。
(地図や写真、小文字の文はグーグルマップ/Copilotより)
デンマークの首都コペンハーゲンから夜行列車で西ドイツ・ハンブルク(地図下↓↓)着。
そこから南下し、ハノーファー/ハノーバー(地図・↑↑)乗換えで西ベルリンへ。
(当時分かれていた東西ドイツ・上の地図と比較してみてください)
昨夜、フェリーでの国境越え/免税店狂騒曲のドタバタを受け寝不足の身に、西ベルリン行き車内の揺れが即昼寝を促(うなが)しました。
それゆえ、目を覚ませばどうやら国境・・・。
(VW/フォルクスワーゲンの本社・工場がある 企業城下町ウォルフスブルク
2024年秋 ドイツ国内工場閉鎖?の報道)
パスポートコントロール(拝見)もなく国境を超え東ドイツに入ったたあたりから、列車は異常なほどのスピードで走り出しました。
ディーゼル機関車なのに、時速200㎞は出ているのではないか?という勢い!!
確かに、あたり一帯は東ドイツ平原。
障害となる物はほとんどありませんでした。
(現在のドイツ平原)
(32枚目の便せんメモより)「畑、平原 時折家畜」
「開けていないのか、耕作地はそれほど多くはない」
車窓は発展めまぐるしい西ドイツから一転、”地味な”景色になりました(*自然豊かとも言えます)
(平原)
途中の街の印象は・・・・・。
(メモより)「荒れ果てた駅(構内)、伸び放題の草」
高層建築があることはありましたがまるで目立たないわけは、周りの古い建物に吸収されるほど”色がない”からでした。
ある色と言えば、土色とコンクリート色(*むき出し)。
まるで第二次世界大戦で時が止まったかのような景色がそこに広がっていたのです。
(現在の旧東ドイツの駅 *荒れ果ててはおりません)
(メモより)「ホームに立つ人々の服装が一部赤色を除けば”いたって地味”なのは、建物と同じ」
「それでも彼らは間違いなくドイツ人、駅名もしかり」
東西ドイツの違いが車窓から伝わり、何とも言えない気持ちになりましたが、列車は高速で通過===。
やたら”緑(樹木)”の多い街中と周辺。
街を除けば自然あふれる平原の、単調な景色にいつしかまぶたは再び閉じ・・・。
ハッと目を覚ませば景色は一転。
そこには”車や色のある建物”など、”近代的な風景”が広がっている!
どうやら列車は東ドイツを抜け西ベルリンに入ったようでした。
ところが間もなく到着かと思いきや途中で停車、なぜかディーゼル機関車を交換・・・。
目的地ベルリンズー(ZOO/動物園)駅に着いたのは、30分遅れの18時、約5時間の長旅でした。
(現在のベルリンズー/Zoo駅)
駅から重いリュックを背負い、わかりにくい地図に難儀しながらも、なんとかユースホステルにたどり着いたのは19時をとうに過ぎたころでした。
遅めの夕食を摂り(*自炊)、しばしぼんやりと過ごしながら、今日起こったことを思い返してみれば、
・週末、土曜夕方の街は人・人・人でごった返していて、やけに狂っているような感じを受けた
・東ベルリンの列車は西ベルリンには停まらず通過する(*同じ線路)
東側の乗客はどんな気持ちで西ベルリンを見ているのだろう?
・一方、西ベルリンの地下鉄(*U/ウーバーン)と近郊列車(*S/エスバーン)は東ベルリンに乗り入れている
# # あれこれ # #
・免税品の値段はスウェーデン~デンマーク間で乗った3航路でだいぶ違いがあり、自由価格?
・免税ビール(*瓶)には通常含まれるデポジット料金が含まれていないので、返却できない
・今まで訪れた国のヨーロッパ人の多くは、日本人と違いブランド品を身に着けていない
・ユースホステルで同じ量の食事をしても大柄な欧米人とそうでもないアジア人に分かれるのは、”栄養の行先”が違うから?
・有名ビール会社(カールスバーグとツボルグ)のあるデンマークに入ると、車内やフェリー・街中でやたらビールを飲んで陽気な人が多いのは、ビール王国だから?
・東ドイツを通過中、えらく”古そうな2階建て車両”を発見!
どうなっているのか・・・
つづく