JRの青春18切符(1日普通列車乗り放題5日分)を利用する中高年が意外と多いことを知ったへき地県境民です
「"金券ショップ"で2日分(残り/使いかけ・かなり割高だそう)を購入した(*千葉県の方談)」は"店"のない地方在住者には希望しても無縁な話でした
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今から38年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。
「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。
9月16日(火)
北欧ノルウェー滞在9日目。
フランス⇒スイス⇒オーストリアから北上、ドイツ⇒デンマーク⇒スウェーデン⇒フィンランド⇒再びスウェーデン⇒ノルウェーへ
(地図や写真、小文字の文はグーグルマップ/Copilotより)
ノルウェー第二の都市ベルゲンを22時30分に出た夜行列車。
9月中旬にして晩秋から初冬の気配がする国にもかかわらず、車内に暖房はありませんでした。
夜半、列車は降雪の峠を越え・・・・・。
(31枚目の便せんメモより)「寒さで服を着こんでもほとんど眠れず」
それでも、7時に無事首都オスロに着いたあと、ユースホステルに荷物を預け、(*この日は宿泊OK)身軽になった体で歩き始めるバックパッカー。
(オスロ市内)
空が澄み渡り寒さが残る中、とりあえず近くの公園(*よくあるパターンです)を歩いているうちに、朝の初霜がうそのような暖かさと眠気を感じ・・・。
”彫刻公園”は林の中に 40 体超の古典彫刻と現代彫刻が点在する公園。
遊歩道があり、高台から街の景色も楽しめる場所でした。
(彫刻公園)
(メモより)「彫刻の群れと人の群れ(*団体さん)」
「野鳥にえさをやり、しばし眠い体を休ませる」
霜が降りる季節も日中はいい陽気でした。
(スーパーマーケット)
午後はのんびりスーパーやデパート巡り。
といっても物価高国です。
# # マクドナルド 1986 # #
・ハンバーガー 12クローネ・310円
・ビックマック 24クローネ・620円
・コーヒー 6クローネ・155円
・ポテトチップス M 10クローネ・260円 L 12.5クローネ・325円
(*当時世界一の値段)
通貨単位はノルウェークローネで1クローネ=約26円(*現在もクローネ)
国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円
35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)
街中のハンバーガーが18クローネ・470円なのに、なぜかマクドナルドは売れていないようでした。
駅でデンマークの首都コペンハーゲン行き列車の座席指定券を取り、
(メモより)「ついに座席指定料金12クローネ・310円を払う」(*ということは今まで乗り込んだ車内では一切払っていない)
「鉄道ファンはお返し?にサボ(*行先表示板・プラスチック製)をもらう」
(フェリーターミナル)
朝夕、渋滞する道路をなかなか渡れない街、オスロ。
「シートベルトをしないドライバーも多い」
こうして、夜行列車の疲れで間延びしたような一日を過ごすことも少なくありませんでした。
スカンジナビア半島最後の夜は各段イベントがあるわけでもなく、ユースホステルでおとなしく地味に過ぎていきました。
(ノーベル平和センター・博物館 入場料1083円)
ノーベル平和賞の博物館
アルフレッド ノーベルや歴代受賞者についての展示がある
(オスロの夜)
つづく