三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

半世紀以上前に廃(すた)れた石は 半島ウォーキング 5終 三陸沿岸 石切り場 No.454

5年前、初めて写真館さんの依頼(卒業アルバム用)で運動会を撮影した小学校が来年統合に伴い廃校予定で、三陸自動車道を通るたび見える校舎に一抹の寂しさ覚える、へきち県境民です。

県境の自宅にほど近い、周囲3キロにも満たない小さな半島。

リアス式海岸特有の切り立ったがけが続き、地図は行き止まり。

移住後「奥の方に”石切り場の跡”がある」と聞き気になる中、引越2年目の先日ついに到達。

翌週、腎臓透析と心筋梗塞をできるだけ避けようと始めたウォーキングで再び・・。

気になっていたグーグルマップの”館跡”は、反対回りしても跡形もなく・・・。

 

漁港と反対側の湾にある”石切り場跡”。

敷地内の山側にある”ため池”には、いろいろなものがぷ~かぷか(写真↓↓)。

なぜか似ても似つかない”セノーテ”(中米 ユカタン半島の低平な石灰岩地帯に見られる陥没穴に地下水が溜まった天然の井戸や泉のこと)が頭をかすめて変な感じでした。

そんな、お世辞にもきれいではない池にも鴨はす~いすい。

このあたりのどこから石を切り出していたのか、かいもく見当もつきません。

午後。

春の陽光に照らされた海面と、柱だけになった石切り場のベルトコンベア跡は、先週とはまた違った姿を見せてくれました。

切り出しをやめて半世紀以上たっても、残がいは残ります。

湾の入り江の入り口まで続く、大理石転がる海岸(写真↓↓)。

プライベートビーチになりそうな場所は複数ありそうです。

年に一度隣町で”短時間海につかる”ことここ2年、この夏こそは・・・・・。

海からの帰り道。

今日も誰とも会わないか・・・。

すると、ちょうど半島の10キロ先の学校からスクールバス(大型)が集落に着き(終点)、小学生が5人降りてきました。

「(乗っていたのは)全部で10人ちょっと。明日は高学年も乗るのでもっと多い」そうです。

5月下旬は運動会(だそう)。

県央の実家との往復等所用で(申し訳ありませんが)、卒業式・入学式に続き写真館さんからの運動会撮影依頼(アルバイト)も辞退させていただきました。

 

4年前、2度目の撮影で訪れた半島の10キロ先の小学校の運動会。

その後、旧町2校合同の修学旅行で福島県会津若松市まで同行した、思い入れのある学校ですが、「所用ますます」で今年撮影は”卒業”することになるかもしれません。

 

他日。

海沿いの国道の坂の登り途中、左手の日々違う顔を見せる海岸。

保護色なのかなんなのか、この日も「あるはずの場所」に大理石の石切り場跡は確認できませんでした。