以下は今朝のツイッターからの引用です。
ブルームバーグによると、ヒューストンでは、ニューヨークで 312,000 ドル稼いでいる従業員と同じ購買力を達成するために、従業員は約 125,000 ドルの収入しか必要としません。
In Houston, an employee only needs to gross about $125,000 to achieve the same purchasing power as someone making $312,000 in New York, per Bloomberg.
つまり、4200万円と1680万円で同じような生活が送れるということのようです。
その差倍以上。
なにより、比較する金額にも驚きます。
もし日本なら、さしずめ1000万円と400万円というところでしょうか?
いやはやなんとも・・・・・。
アメリカ在住(10数年)の日本人によれば、
「物価の違い、州による税金の違いで同じ国内でもこの差。リモートワークが進むと、もはやニューヨークやカリフォルニアなどの生活費が高い州に住む意味がない。」
そうです。
以前から、日本では物価(賃金)の地域差が少ないと言われてきました。
もちろん地域により同じ業種のアルバイトやパートで時給の差はありますが、アメリカに比べればすこぶるましということでしょうか。
それにしても驚きです。
その差は、想像もできないような”あつれき”を生んでいそうです。
30年以上前、イタリアのことを調べていると、物価(賃金)の差があり、首都ローマより工業地帯がある北部ミラノの方が高い、ということに驚いたことがあります。
安いのはナポリなどがある南部だとか。
その後行ってみて、その差を実感しました。
ヨーロッパのバカンス(長期休暇)では、現地在住の日本人を含め、多くの方が滞在費の安いスペインや、もっと安いポルトガルに押し寄せると聞きました(現地在住の日本人も法律で定められた休暇期間を取ることは必須です)。
北欧スウェーデンでは、物価(当時税金が40%・隣国は20%)の安い隣国デンマークまでの買い物が盛んで、フェリーの船上では”物価(税)高のうっぷんを晴らすかのように”瓶ビールを飲んでさわいでいる中年グループがいましたっけ。
カナダ・アメリカ間のような”越境して買い物”は、陸地でつながる場所ほど盛んなようですが、日本はそのような大がかりなことをしなくても済んでいるのは、たいへんありがたいことです。
その一方で、長い間住みやすいと思っているうちに、いつの間にか「物価があまり高くない(あるいは安い)」と外国人に思われる国になってきて・・・・・。