昭和40・50年代、旅する若者の間に君臨した宿、「ユースホステル」。
一時期1泊2食付2000円台でしたが時代が変わり下火になり・・・。
当時利用した宿のその後をたどってみると・・・。
今から38年前、昭和59(1984)年の10月
会社の先輩から譲られた「中古バイク」で遠出して
おまえざき(御前崎)ユースホステル(静岡県・御前崎市)営業中!
東海道線 静岡駅下車 バス営業所乗り換えで90分
または菊川駅下車 バス60分
夏も完全に終りを告げた10月中旬。
バイクで圏央から遠出した場所です。
御前崎は灯台だけでなく、夏の海水浴をはじめとするマリンスポーツが盛んな場所のようですが、当時は始まったばかりの秋の風に乗りバイクを走らせ・・・。
このような「鉄道のない場所」は当時(国鉄時代)あった「周遊券で周遊区間は国鉄バス(が走っていれば)乗り放題」を利用しない限り、なかなか到達することのない場所でした。
御前崎といえばなんといっても灯台がシンボルで、見渡す(見下ろす)太平洋はどこ(の灯台)に行ってもいいものでした。
季節外れの平日に、唯一同宿したのは若いカップル。
翌朝記念写真を撮ったあとバイクを走らせた先の道沿いに出現した「始めて見る原発(原子力発電所)」はひどく衝撃的でした。
浜岡原子力発電所の「敷地が広く、平地に遠くから迫る建物群」。
当時は「事故の危険性」などみじんも意識することはありませんでしたが、それから27年後の2011年3月・・・。
原発の理想は「海岸線沿いでも高台で津波の届かない(だろう)立地」と思われますが、震災後、浜岡砂丘そばの原発にも防潮堤は築かれたのでしょう(か?)。
記録には、
「本州なのに、そんな気がしない。果てのはて。岬の町は風ばかり」
地図にも「風のマルシェ」。
条件さえそろえば、風力発電の風車が並んでいそうです。
幸い宿は営業中!で 素泊り
ドミトリー4100円
メンバーは3500円
個室 4700円
メンバーは4100円
夕食1000円 朝食600円 は当時からあまり上がっていないような・・・
訪れた宿の数「75」のうち
廃業した数63
今も営業中12(うち休館中2)