昭和40・50年代、旅する若者の間に君臨した宿、「ユースホステル」。
一時期1泊2食付2000円台でしたが時代が変わり下火になり・・・。
当時利用した宿のその後をたどってみると・・・。
今から38年前、昭和59(1984)年の8月
会社の先輩から譲られた「中古バイク」で遠出して
中央線 小諸駅下車 バスで
スタンプはやはり信州名物「りんご」。
「走破」目的のバイク野郎も、有名どころの「小諸城址」や「懐古園」は外さなかったようです。
この地には、たまにテレビに写る「動物園」もあります。
当時宿はそこから右手、浅間山の方へ登った先にありました。
宿は標高1000mの浅間山麓にあり、カラマツ林や高原野菜の地。
記録によれば「とんでもない道を、やっとこさ通ると、田舎の中の一軒家はなんと場違いな、コート付きのやかたなんですね。手作りばんざい!」
冬はかなり寒い場所も夏は避暑地として最高だったようです。
翌日。
宿で出会った別のバイク野郎と途中までバイクを交換。
信越本線の碓氷(うすい)峠(横川~軽井沢間)にまだ特急が走っていた(新幹線開通前)ころ、山登りから下って旧碓氷峠まで走り撮った写真(デジカメのない一眼レフカメラの時代です)。
旧碓氷峠のほとんど人の通らない、薄暗いトンネルのヘルメット姿はまるで「宇宙人」。
その後、新幹線ができれば、在来線はお決まりの「第三セクター化」により横川~軽井沢間は廃止、軽井沢から西は「しなの鉄道」に・・・。
昨秋訪れた子供によれば、「軽井沢まですぐに着き、周辺を散策すればアウトレットモールにすごい人出」だったそうです。
今正月も「御殿場(静岡県)のアウトレットモール近隣の渋滞」を聞いたばかりで、埼玉のアウトレットモールと併せ、「はやり」なのかもしれません。
10代のころ、専門学校のホテル研修先は軽井沢の老舗ホテル。
何が面白かったのか、二段ベッドとホテルを往復・30日間日給3000円で休みなく働き、周りの観光も一切なく。
直後、研修外で圏央から9月の連休までお呼ばれした(アルバイト)、楽しい思い出はそのままとっておきましょう。
今「行っても圏央まで」、の北の地からはだいぶ遠く疎遠になりました。
現在、宿までバスや予約後の送迎もあるようです。
さすが有名観光地「信州」だけあって、いまだ営業中の宿は(★他県に比べれば)多数。
収容人数28名。
素泊り5000円。メンバー4400円。
夕食1296円。朝食756円。
食事の値段は昔の名残りでしょうか・・・。
訪れた宿の数「73」のうち
廃業した数62
今も営業中11(うち休館中2)