三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

式は納骨まで 初七日法要 No.399

正月三が日明けの友人の”卒業式”。

三陸沿岸部は「火葬⇒通夜⇒葬儀」の順番です(「前火葬」「骨葬」)。

三が日を避け4日に行われた火葬から2日後通夜、3日後葬儀が行われました。

人口5000人台の旧町に火葬場はありますが葬儀屋さんはないので、約15㎞離れた市街地の葬祭会館が会場です。

 

10時からの葬儀は9時から受付開始。

さすがに昨日(通夜)ほどの弔問客はいないようでしたが、この日のみの方々もいらっしゃって、一方火葬のみの方もいて、個々の事情で様々なパターンがあることを知りました。

葬儀は初七日法要も行い、般若心経の読経に参加すれば、20年以上前にお寺さんであった葬儀以来の参列の身には”ほぼ初体験”と同じでした。

結局、焼香は何回行ったのか・・・。

 

精進落としの食事は昨日に続き(コロナで)”高さのあるお弁当”(いただきました)。

さらに「納骨」までお手伝いすることに・・・・・。

 

海を見下ろす高台の寺の本堂の下に車を置き、門からゆっくり登る親族の方々。

いたるところに散見される(カモ)シカちゃんのふんには要注意。

ヘアピンカーブを登り切った先に、整然と墓が並んでいます。

(見た目よりだいぶキツイ坂道)

坂を登りきる頃、ちょうど昼のチャイムが防災無線から流れました。

「葬儀屋さんみたい」と言われながら、複数の重い石を移動したあと地下に納骨を行いました。

カラスが近くの木にとまり待ち構えているので、”式”が終わったらお仏さんにあげた食べ物はすべて撤去です。

お供えした”お菓子”と持参した”だんご”をいくらか頂きました。

これで”一区切り”(気持ちはまだまだです)。

家に着き、いただいた”ずっしり重い不織布包みのお弁当(精進落とし)”を開けたら3段でびっくり!

思うところがあってお返しは辞退したのですが、これでは申し訳ない気持ちで一杯になりました。

昨日の大きなお弁当よりもさらにボリュームがある!

土地柄、蒸しウニまで、、、。

計画して半分だけいただくことにしましたが、一杯になったのは気持ちだけで、一緒にあった”地元酒造店のワンカップ”を、ならばと飲みながらうなぎめしまで食べてしまい、あとで具合が・・・・・(やっちまった)。

大量に出た”容器・仕切り等プラスチック類”は「プラスチックごみの日」がない自治体は「燃えるゴミの日」に・・・(一方県央では「プラスチック製品はすべてOKのプラごみの日」が試験的に始まりました)。

 

このあと落ち着いたら、遠くない日に友人の遺品整理のお手伝いが待っています。

処理費用をなるべくかけずに生かす”商売の経験”ここでも・・・。

最終日、奇しくも「(生前)友人が頼んでいた大人気(らしい)の”カレーパン”」が葬儀の日に届いたので(宅配)、このあと”おすそわけ”をいただく予定です(今は人気の食べ物も○カ月”待ち”の時代なのですね・・・)。

同い年で”お先”した友人にいつ追いつくかは不明ですが、”生前整理”と”シンプルな式”との準備は今からでも早くはない=今年から・・・。

初七日も明け、まずは寒中見舞いから。

七草がゆに代わる「あっさりした食べ物」も胃腸には必要なようです。

ほなぼちぼち行き(生き)ましょう。