12月に入り、市内(旧町・沿岸部)の文化祭がありました。
内容は「絵や陶芸、和裁・洋裁、歌謡・舞踊などなど」。
移住前はこのような催し物に参加したことはなく、初めて訪れたのは開催前日、準備の日でした。
会場は旧町役場裏の体育館。
訪れた時はちょうど壇上で曲(歌)に合わせて踊りのリハーサルの最中でした。
耳をつんざくような(思わず耳をふさぐよような)大音量で響いてきた曲(沢田研二「憎みきれないろくでなし」)が自分世代(昭和)の歌だったので、思わず左手のこぶしを握り(マイクを握ったつもり)大声をあげてしまいました(天井の高さもあり、解放感なせる業か・・・)。
大丈夫、声は大音量にかき消され、、、。
曲とは正反対の地味な人生。
たまには「憎みきれない奴に変身するとき」があってもいいのかもしれません。
踊り子が女性のみだったのは、何か役割が決まっているからでしょうか・・・(男性は踊りはやらないとか?)。
充分な展示スペースがあるので、ひとりで何点も出品できるのがいい感じ・・・。
見事な和裁の着物のリメイク品などは、つい先月のフリマで出品された方もいて、「生地をほどく作業から始まり作るのにかなり手間(時間)がかかる」とか。
着物ベースなので洗濯できずクリーニングに出すのも、価格(高い)と共に使用にハードルが高い理由だと思いました。
号数(サイズ)の大きな油絵・水彩画はじっくりと鑑賞して・・・。
北の地は「雪景色」も目立ちます。
「へぼ画伯(★移住者)」は、いつか再び!と思いとっておいた油絵セットをヤフオク(ヤフーオークション)で処分してしまい・・・。
陶芸作品(土もの)は清水焼(京都)のような薄緑がかった色合いが好印象でした。
これだけのリメイク品があると、譲渡先がほしいところです。
出品(出演)は中高年の方々が中心の催し物とすれば、それは昭和から続く懐かしさ漂うものなのかもしれません。
翌日の本番を前に体育館を後にすれば、折しもこの日は「あわびの開口(漁ができる日)」だったようです。
時間になるとリアス式海岸特有の小さな港から一斉に小舟が海にくり出し、決められた時間内で漁を競う。
8㎝までの大きさのものは「リリース(海に戻す)」が必要で、もったいないけれど二十何個か捨てた、と漁師さん(違反は捕まる可能性があります)。
今年はまあまあ(成果)で毎年楽しみにしている親戚に今年も送ったとか。
折しもあわびの減少がテレビで報じられたばかりで、年々取れなくなっている現状をどうするのかと思っていたら大丈夫。
採る人の高齢化でだんだん採る人がいなくなるから、だそうです。
「採れたあわびはボーナス」だと昨年テレビ番組で報じられるほどの「価値ある海産物」です。
はたして「だんだん採る人がいなくなる」のでしょうか?
あわびはことしも食べる機会のない移住者。
幸いホタテが好きなのでスーパーのお魚ケースを見ては買えるタイミングを狙っていますがはたして?(低所得者)
半島で養殖しているホタテの「貝ひも」なら、農協の産直店で”あれば”かなりの量が格安(200円)で入手でき、そのまま生でいただけるのは産地ならではと感謝しています。
翌日、文化祭は無事終了(したようです)。
「(おそらく)昭和から続く文化祭」、来年も、、、。
高齢者の多い土地で参加者が引退するまで、、、、、。