三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

地方移住 北にしてみたら No.366

東日本大震災後、ご縁で知った三陸沿岸部に引越して2年近く。

お試し移住一年と今のところに引越後9ヶ月間で気がついたことが幾つかあります。

(気がつかないことはたくさん)

(写真は9日に今月も”筒状”でもらった広報誌、各種チラシ

4日~6日行事のチラシが入っていてアウト!・・・)

 

お試し移住で住んだ市営住宅(災害公営住宅)は築4年で日当たり良好。

おばあちゃんが短期間住み新築と見間違えた、新築同様の2DK(55平米)でした。

市の中心部から離れていても、地区には役場支所(元町役場)、駐在所、郵便局、ホームセンター、コンビニがあり、いずれも徒歩圏。

8キロ離れたスーパーまでの買い物、銀行やガソリンスタンドでの給油はまとめればOK。

一日数本のバスは、車なしでもぎりぎりなんとかなりそう?

生活は、人間関係が密かと思いきやだいぶ静かな日々でした。

日曜日6時からの草刈り(草取り)は6月8月10月に一時間ほどで、道路沿いの花壇作業は年2回、和気あいあいと。

時折、日常的に聞こえる草刈り機の音。

夜間聞こえる鹿の鳴き声。

窓越しに見えた、住宅地をのっそり歩くカモシカちゃん。

戸建てと違い「集合住宅」は人との関わりが少なく、街中とあまり変わらないので気が楽でした。

一方、集まりがないので12戸なのに誰が住んでいるのかよくわからず、、。

いじわる等もめ事はまったくなし。

幸い変な人もおらず。

 

自治体の各種施設や駐車場は人口が減少している分、待つ・並ぶことを意識せずに済み、ゆったりとした生活が送れます(病院等一部例外あり)。

議員さんの平均年齢は高く(最年少は40代)、ほぼ男。

三陸自動車道開通で「地の利を生かした観光客・移住者誘致」は?

「時代の変化を先取りする政策」実現は(ご縁は)??

遠くの隣県から役所職員3人が来て「イベントコラボ」の話を自治体に持ちかけたら「やっていない」と言われ手ぶらで帰るわけにもいかず、、、(★未確認情報です)。

通信環境は市街地以外は場所によりつながりにくく「(だいぶ)キツイ」可能性があります。

低所得者が料金を気にして3大キャリア(ソフトバンク)から「楽天モバイル」に変えたら、住んだ2か所ともカバー率96%の残り4%地域で、通話はOKですが・・・(今後カバーされる予定なし)。

写真の多いブログはよく固まりあまり見れず、動画やspotifyなどの音楽も時に(一時)停止します。

止まりながらのブログ作業は、固まった時は行きつ戻りつ・・・。

 

一方、お試し期限1年後に移った、県境の市営住宅(災害公営住宅、築7年目)は戸建て1SLDK(55平米)でこちらも日当たり良好。

地区は津波が地区の中心部をさらったので商業施設はなく(★平地は建築不可)、郵便局まで2.3キロ、スーパーやコンビニ、ホームセンターは10キロ先です(限界集落と呼ぶ方も?)。

車のない高齢者は「生協の宅配(週一)」やスピーカーを鳴らしてやつてくる各種「定期訪問カー」が生命線?

二桁本数があるBRT(JRバス)がなければ一日3本(土日祝2本)の地元バスではかなりやばそうです(タクシーは街まで片道4000円〜でまだ姿を見たことはありません)。

高台の集団移転団地内で戸建て住宅が隣接し、年3回の草刈りや集会所の掃除以外住人と顔を合わせる機会はあまりありません(車社会)。

前の場所「空いたらなかなか埋まらない市営住宅」よりも「さらに埋まらない」場所。築6年の戸建市営住宅の3分の1は空き家で、空く一方です。

 

プロパンガスは割高で、下水道代込水道代は1立方メートル(最低単位)使用で2600円から。

隣の集落までは郵便局に行くくらいで付き合いはあまりない?とか。

日々お姉様がたは公園会議で、通れば「バレバレ」、、、(話が大きくなるうわさに注意)。

監視が行き届く分、どろぼうや強盗とは限りなく無縁そうです。

合併した市内から来た方は「よそ者」と言われているとか?(本人談)

自分は「○○(県央の都市名)の人」と、、、。

地域以外の話にあまり関心はなさそうです。

「震災後、上(高台)の人と下の人が別れて、一緒に行事に参加したがらない」とか(地元の方談)。

なぜか「各種お知らせが回って来ない」ので行事に参加したくてもできないことが何回か、、、。

 

のんびり感に(多少?の)閉塞感、、、。

それでも、窓から見える四季折々の風景にこころは和みます。

今は木々も色づいて、、、。

生活に店(施設)や手段で「選択の余地」は多くなく、「不便さ」があることは確かですが、そこはネットの時代。

その不便さを肯定的にとらえられる方ならOK。

各種イベント(催し物)は人口なりです。

「進学」はやはり都市部が有利です。

「結婚」「子育て」は工夫次第かと。

「仕事」は技術職か手に職がある方以外は厳しそうです。

給料や休日の少なさと残業の(少)なさを感じますが、あまり「時間に追われている」感じはしません(「日祝のみ休み」もちらほら・・・)。

なので車の運転は「基本ゆっくりゆったり、譲り合うことに慣れた」土地で、通行はすこぶるスムーズです(実家のある県央とは正反対か・・)。

 

「子育ての終わった方」「仕事の第一線を退いた方」には、今まで歩んできた道を、ゆっくり振り返るにはいい環境かもしれません。

現役で働き街に住む方が、旅に出て非日常の時間を過ごすこと(リフレッシュ!)を日々行っているようなもの??

その、非日常がいつか日常へ、、、(自分)。

 

たまの「街中」は日々の生活で(自分)。

ごくたまの「都会」は刺激を受けに(自分)。

そして、毎年の国内外の旅を目標に(自分)。

 

休みが少ないと泊まりがけの旅行も少なく、生涯で訪れても東京止まりで「東京以西」は未知の方々が多い?

あまりご縁はなさそうな”旅”。

「”旅”の伝道師」に活躍の場はありやなしや??(う〜ん)

ならば、自然豊かな景色に合わせて、ゆーるりと生きましょう・・・・・(介護等近くに控えてはいますが)。