三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

YH ユースホステル 昭和宿の今 水戸徳田ユースホステル 茨城県 笠間市  No.331

昭和40・50年代、旅する若者の間に君臨した宿、「ユースホステル」。
1泊2食付2000円台まで(一時期)でしたが時代が変わり下火になり・・・。
当時利用した宿のその後をたどってみると・・・。

 

今から42年前、昭和55(1980)年12月 冬休みの帰省途中で寄り道してみました。

当時、周遊券は「周遊区間までの往復は普通(快速)列車が、周遊区間内は普通・急行列車自由席乗り放題」でした。

 

水戸徳田ユースホステル笠間市仁古田) 廃業

常磐線友部駅下車 バス20分徒歩5分 (地図右隣は水戸市

観光の専門学校に通っていた冬休み。

帰省の途中に下車して、最寄り駅からバスに20分揺られてまで行ってみたかった宿です。

 

バスを降りれば、目の前に広がるのはごく普通の里山風景。

そんな中、迷わず見つけた一軒家。

貧乏学生が往復のバス代を払ってまで「泊まりたかったわけ」はホステラー(宿泊客)の、評判が非常によかったからにほかなりません。

当時、全国各地にある評判の良いユースホステルの中で、こちらは「アットホームな雰囲気」と「食事」が高く評価されていました。

限りある予算(食事)でなるべく豪華な食事を出そうと努力されていたご夫婦(じっちゃん、ばっちゃん)。

「カード」にもあるように、温和なじっちゃんとばっちゃんが笑顔で迎えてくれました。

そして「おもてなし」も「食事」も予想をはるかに超えて・・・・・。

(幸せ幸せ~)

翌日。

ほっこりとした気持ちで宿をあとにしました。

 

その宿も、後継者難か時代の流れか、廃業。

現在建物は解体されて更地になっているようです。

それはどうにも「あがら(抗)えない」ものだったのかと、今は思うばかりです。

 

訪れた宿の数「51」のうち

廃業した数46
今も営業中5(うち休館中2)