三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

機密書類の溶解処理 2. 製紙工場へ持ち込む 軽自動車で No.324

9月中旬。

以前作業をした事務所からの依頼で行った「機密書類溶解処理」。

2回目の引き取り場所は事務所と離れた場所にあるコンテナボックス

 

別の日に現地に向かいました。

もうトラックは(処分して)ないので、今回も「軽自動車」で140㎞先に出動です。

 

以前訪れた、古い国鉄時代のコンテナボックスは長いレバー(平棒)を使って開け閉めする頑丈なタイプ。

かなりの力が要りましたが、エイ!とばかりに力を入れて扉を左右に開けてみれば、壁の下半分に黒カビが!!(どうも湿気があるようです)

中にあったのは書類の入った紙箱・プラスチック箱以外にスチールラックやスチール机、タイヤ(アルミホイール付)、石油ストーブ、折り畳みスチール椅子、小物少々

これらは幸いリユース資源類としてリサイクルできました(一部は分別が必要です)。

 

プラスチック箱に保管されていた紙は持参した段ボール箱へ移し替え、軽自動車に積んでみるとやはり1回では載らない・・・・・(2回分)。

仕方がないので実家に一時保管することに。

実家で箱を下ろして戻る最中、知り合いのリサイクル業者さんと合流し、残りのリユース・リサイクル品をトラックに引き取ってもらい、一件落着~(#作業代を支払いました)。

2回目の”紙”

あとで禁忌品を分別してみればこんな感じ(↓↓)になりました。

2時間かかって、まずは閉じ紐

プラスチック製ファイルやプラスチック製留め具、ビニールカバー、白いタコ糸他です。

ファイルの鉄枠や鉄製留め具は別箱へ。

これらのものは再生紙製造のさまたげになるので取り外さなければいけません。

以前、何年も持ち込んだ隣県の別の大きな製紙工場では「茶色い紙紐」を作っていましたが、残念なことに倒産してしまいました。

製紙工場解体後の広い敷地は何年かたちましたが更地のまま・・たまに通るたびに目にする同じ光景は目が痛い。

 

この県にも大型製紙工場は2か所に複数ありますが、問い合わせた結果「持ち込みによる受け入れは行っていない」と言われ、1トン以下の少量でも「いいですよ」と受け入れてくれたのは隣県でした。

製紙産業で有名な静岡県富士市あたりまで大型トレーラーで運ぶ場合も・・・。

 

こちらの製紙工場では「トイレットペーパー」に生まれ変わります。

工場内をちょっとだけ・・・。

かなりの高さがある建物内に、鉄線が巻かれた紙(2トン)のキューブ(かたまり)が何段にも積んであります。

荷下ろし後、事務所で「溶解処理証明書」をもらえば終了です。

トラックなら1回分も軽自動車で2度目は220㎏。

少ない量での持ち込みはかなり気が引けますが、それでも嫌な顔ひとつせず引き取ってもらい、たいへんありがたいことだと感謝するばかりです。

残るはあと1回。

一般道を120㎞、軽自動車でトコトコ走る沿道は、田んぼが黄色く色づいて・・・。

先月、8月の一面緑あふれる風景は一転、実りの秋がどうやら訪れたようです。

稲刈りも一部で始まりました。

 

帰り道。

秋の楽しみ(やりたいこと)を考えながら、空いた国道を軽くなった軽自動車が走ります。

すると、国道沿いの「のぼり(赤い旗)」には早くも「除雪機 修理・販売」の文字が!!

 

 半袖の季節過ぎ去り冬支度。