三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

野外活動は2泊3日 沢遊びが一番!  いちのせき健康の森 岩手 No.322

9月中旬。

写真館さんからの依頼で、小学校高学年の野外活動に同行及び撮影をしました。

目的地は岩手県一関市祭畤(まつるべ)にある「いちのせき健康の森」周辺です。

地図で言うと、中央の一関市から秋田方面(西)に30㎞ほど向かったところになります。

宿泊研修施設「いちのせき健康の森」は自然・生活・遊び・集団体験ができる場所で、「祭畤(まつるべ)スノーランド(スキー場・地図)」が敷地内にあります。

2日目、翌朝。

カーテンを開けると、外はなんだか怪しい雲行き・・・・。

今日の予定は、

午前、7班に分かれ「オリエンテーション」何か所かの、気にくくられた番号を順に見つけ問題を解く

午後、7班に分かれ「平板工作」ドアや壁に吊るす楕円形の板を加工する

夜、「キャンプファイヤー

朝から夜まで「てんこ盛り」です。

テレワーク部屋

7時、中庭でのラジオ体操は無事終了〜。

朝食では納豆(少量・丸いカップが何個か台に残っていて、初めから取らない(食べない)・・・。

一方、小柄でやせている男子がごはんのおかわり毎度一番乗り!3杯目!!

朝食後、「どうしても不足する人出」とかで二人の先生が合流しました。

6時に出て空いている道を2時間かけて、、、。

ひとりは行事が終わればトンボ帰りとか・・・・・(夕方の往路はどんだけ~?)

本当にご苦労様です。

 

午前。

怪しい雲行きの中の「オリエンテーション」(5つの気にくくられた番号を見つけ問題を解く)では森に入って「30分後にゴールする(早くても遅くてもいけない)」も課題です。

ヒント(早いよ~!)を言っても各班時間より早くゴール!!(減点)。

東西2コースがあり、それぞれ楽しめたようです(距離が長い・短い、問題が簡単・難しい)。

 

昼食。

メインはソースがかかったハンバーグ。

中にはこれを残す子も・・・(残るは小鉢しかないので食欲自体がない??)。

食堂のお兄さん「シーチキンなら食べるので和え物にする」そう。

「御品書き」がないので、あ~あれが(細かい)シーチキンの和え物だったのか、と後で気づいてもったいない・・・(おひたし〜は見るだけで食べない子もいそうです)。

 

午後。

7班に分かれ「平板工作」。

1. ドアや壁に吊るす楕円形の杉板に下絵を書いて、電動のこぎりで好きな形に

2. バーナーで両面こんがり

3. 水洗いして”焼けかす”を落として拭く

4. 絵具で色付け

速い子と遅い子と・・・(すごい差です)。

人気の文字は「ゲーム中」「部屋に入って来ないで(入るな!)」。

中には「個性あふれる文言と色合い」の子も・・・(芸術の秋です)。

出来上がった作品をテーブルの上に並んで置けば、それなりに壮観な景色でした。

家に帰ったあと、果たして部屋の扉に飾られたのでしょうか?

 

小休止のあとにやけに高さのある体育館で行われた「スタンツ」の練習。

初めて聞いたこの言葉は、キャンプファイヤーの班ごとの出し物のことでした。

辞書では「曲芸」や「販売促進活動」ですか・・・。

 

夕食後に行われた「キャンプファイヤー」。

建物の入り口以外真っ暗な中、木組みに火が放たれ、歌と入り口でのスタンツで盛り上がりました。

火の周りで踊る「マイムマイム」。

曲がかかって「あ〜〜!!」

 

人生で忘れられない2曲を選びなさい」と言われたら出てくる1曲です。

所属した、団地にある(周りに高校がなく、近所の小中学生ばかり来る)高校の文化祭でのフォークダンスマイムマイム)が苦手で踊れなかったトラウマの曲。

何はともあれ無事終了~。

教頭先生と残ってたき火の後始末をし終わったのは午後9時すぎでした。

お風呂(温泉)よ今夜もありがとう~♪でバタンキュー・・。

スキー場

3日目。

昨日にも増して怪しい雲行き。

テレワーク部屋は二人部屋 壁には油絵・冷蔵庫は2020年製でした

明るく見えますがもっと怪しい雲行きです。

昨夜の夕食は「3種のフライ(揚げ物)」でしたが、子供が残さず食べたのはやはり「鶏の唐揚げ」でした。

「春巻き」や「サバ」はダメだったか・・・(もちろんどちらもおいしい・中年談)。

テレワーク部屋

7時のラジオ体操は中庭で。

朝食で子供が希望する「ふりかけ(小袋)」がやっと出てきました。

ここまで”6連続ごはん”です。

「昔はごはんは貴重だったんだってよ」と一人の児童は言いましたが・・(さすがに飽きるかぁ)。

 

最後の行事は「沢遊び」。

坂を下り2キロほど歩いた先、「真湯温泉(写真)」近く。

国有林内で侵入には許可がいるようです。

真湯温泉 入浴料金600円

休憩をはさんで片道50分、それも往復、はちと遠い気がして”正解”でした。

ライフジャケットを身にまとい、何人かは虫取り網・水中眼鏡を持ち川に入れば、水量少な目でも充分いける!

水温すでにそれなりでも慣れればOK!!(暑い日は泳ぎ出す子もいるそう)

今回一番盛り上がったのはこの「水遊び」でした。

上流へさかのぼりながら時には水かけっこすること200m。

カメラマンは転倒(特にカメラポチャ!)に細心の注意を払いながら・・・。

サンショウウオも見つけた!

元気に遊び、のんびり着替え、遅れた分はいちのせき健康の森のワゴン車に分乗し(歩いていたら間に合わない)。

 

最後の昼ご飯、チャーハン(おいしかった)は子供たちにも人気でよかった・・・・・。

退所式の後、階段をリュックをしょって上る小さな児童の手に引きずられた大きなバッグが重そうで、思わず持ってあげたら10㎏以上はありそうで、これではかわいそう・・(修行僧のイメージ)。

2泊3日、モノは家だけではなくバッグにも、ということでしょうか・・・。

 

玄関で迎えに来たバスに乗り込む児童・先生をお見送りして、やっと撮影は終了。

一時ぱらぱら来た雨もすぐやみ、ラッキーでした。

標高400m。

この時期、3日間雨が降らず屋内行事に変更されなかったのはたいへん珍しいそうです。

 

職員さんたちも、玄関内外で2度連続のお見送り、たいへんご苦労様でした。

追走する先生の自動車の後部座席は自分と同じく”学校の備品置き場”になっていました。

食堂と職員さん、先生からいろいろな話しを聞いて、短時間ながら児童に接して、少しだけ今時のこども事情を垣間見た気がして、とても有意義な時間が過ごせました。

約4割の児童の名前が読めない・想像もできませんでしたが、子は国の宝”です。

無事大きくなるよう、公私ともども見守ってあげられたなら、と思うばかりです。

 

買い物をして帰宅後、簡単な自炊で食べて、布団に入ったのはなんと午後7時すぎ。

中高年に肉体労働の長時間作業はたいぶこたえたのでしょう。

改善点はいくつか見つかりました。

次回(があれば)はもっとうまく撮れるよう、(アルバイト代はボランティアみたいながらも)ひたすら勉強勉強・・・です。