コロナ前の2019年5月末~6月中旬、30年店で働いた退職金代わりに、最初で最後の海外旅行(母)。
母の「高い山と高山植物が見たい」という希望で「スイス」に。
[物価高のトップグループ国]でできるだけ費用を抑えながら・・・。
最終日。
以下は宿からの追記です。
宿から最寄りのチューリッヒ市内Wallisellen/ヴァリゼレン駅のトイレ
を探すとホーム外端の目立たない場所にありました(見つけました!)が、午前10時で空いていない!
よく見れば、扉1か所ごとに「鍵がついている!」
他の方も困っていたところ、駅員さん(この時始めて見た!、駅ではほとんど「見ない」)が来て、「開錠~!(助かった~)」
公園のトイレもそうでしたが、すべて「個室」でした。
フランス語圏の駅では「複数並んだ小便器は無料」でそれ以外は「有料個室」でした。
一度の乗り換えを経て空港前に到着。
人口40万人の割にはかなりの規模を誇るZurich/チューリッヒ空港。
おおぜいの利用者がスペースを埋めています。
なんとか座る場所を確保して・・・。
格安航空運賃でたいへんお世話になる、「エティハド航空」の搭乗受付はぎりぎりまで待って空いてから・・・(長い列に並ばなくてもいいように)。
「エティハド航空」はアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビにある航空会社です。
有名な世界一高いビル「ブルジュハリファ」がある同国ドバイには人気の「エミレーツ航空」があります。
下の写真は、滞在中お世話になった「スイス国鉄の半額券・ハーフフェアカード」です。(写真の上のほうは券を入れるケース・ユングフラウヨッホの展望台と氷河急行の写真)
1か月有効で、120スイスフラン=14160円(今なら17160円+値上げがあるならその分)。
主要駅でパスポートを見せて購入します(個人名入り)。
乗車券は「券売機」で買えますが、何回目かの画面で「半額券(を使う)」のボタンを押す必要があり、見逃したらアウトです。
購入2回目、よりによって最長区間で「ボタンを押し忘れて全額を払う(2人分)」大ドジを踏みました。
直接「駅員のいる駅(かなり少ない)の窓口」で切符を購入する時に見せればOK、そのほうが安全です。
観光地では年中無休かもしれませんが、(土)日祝、Wallsellen/ヴァリゼレン駅の窓口は休みでした。
車内で「検札」があった時は乗車券とパスポートと一緒に見せなければいけません。
下の写真の「全国路線図」も一緒に渡されます。
人口867万人(2020年)の面積は九州と同じくらい国ですが、驚くほどの交通網が張り巡らされています。
思わずスイスは山国であるかを忘れてしまいそうです。
赤は鉄道、黄色はバス、湖の白はボートです。
こんなに路線があっても、10日かけて中央あたりを小さく一回り(左回り)しただけにとどまりました。
予算と高齢者のことを考えると、このあたりが妥当かと妥協しました(行動範囲と日数)。
山岳部の起点駅「インターラーケン東駅」でちょっとだけ話をした千葉県から来た女性は「隣国から来て隣国へ行く」と言っていて、スイス滞在は「1日1万円の予算」だとか。
そのことを聞いた時、この物価高の国で1時間乗って5000円~6000円の交通費やユースホステルで5000円~6000円、スーパーで買い食いしてもそれなり価格で大変そうと思いました(価格はおおざっぱです・かく言う自分たちも似たような予算です)。
(近い)将来、戦争が終わり、インフレとコロナが落ち着き、ある程度旅行しやすくなった時、インフレ後のこの国への旅はどうなっているのか??
なるようにしかなりません。
午後、ふたたび雲上の人へ。
6時間15分と10時間(アラブ首長国連邦アブダビへ、乗り換えて成田へ)の旅が始まりました。
つづく