三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

スイス紀行 33 バレー州のドイツ語圏 Fiesch フィエーシュ・フィエッシュ・フィーシュ アレッチ地方 南スイス/Swiss No.306

コロナ前の2019年5月末~6月中旬、30年店で働いた退職金代わりに、最初で最後の海外旅行()。

母の「高い山高山植物が見たい」という希望で「スイス」に。

[物価高のトップグループ国]でできるだけ費用を抑えながら・・・。

(スイス南部・移動は下部Brig・ブリークからFiesch/フィエーシュまで

チューリッヒ近郊を除いてガラガラな車内、ここにも・・・。

車内は

イギリスからの団体さんで「予約済」の紙が窓に貼られ、この先どこからか乗り込んでくるのか、降りたあとなのか・・・・・。

窓に貼ってある「ミラマー旅行社・イギリス・予約済」の紙

先ほどまでの、「ワイン畑広がる谷(平地)」からローヌ川沿いを少しずつ登りながら、両側に山が迫る「狭い谷」へ景色は変わっていきます。

町らしい町もなく、乗降客少ないローカル線(区間)です。

このところのローカル線の”廃止論議”が盛んになってきた日本と違い、夏冬の観光シーズンで稼ぐ国です。

心配ご無用~!というところでしょうか?

 

速度が出る平地と違い、ゆっくりゆっくり進んだその先に小さな駅(Fieschフィエーシュ・フィエッシュ・フィーシュ)がありました。

標高は1049m。

6月上旬。

雪山がそこかしこに見え、雪解けは進んだといっても、まだまだ朝晩は寒そう・・・。

と、ここにも黄色い「郵便バス」がいました!(どこにでもいる・・・)

大型バスは当然がら空きですが、人を乗せる・乗せない、そんなこと気にしないかのごとく行っちゃった・・・。

 

Fieschフィエーシュ・フィエッシュ・フィーシュ駅

アレッチ地方と呼ばれるこのあたり一帯は山に挟まれた狭い町(村)がローヌ川沿いに点在しています。

3日前までいた「ユングフラウ地方」は山の反対側で、その境にそびえるのがユングフラウ(4158m)です。

 

結構急な坂を下った先、正面に目指す宿「Hotel de Glacier/ホテルグラシエ・氷河ホテル」はすぐ見つかりました。

Hotel de Glacier/ホテルグラシエ・・ここはドイツ語圏ですがフランス語圏もあるバレー州ならでは??

よそ見しながら徒歩5分、は今回最短の宿で助かりました。

フィエーシュの町と滞在した”氷河ホテル”(正面)

周りを見渡すと観光案内所にスーパーマーケットまで視界に入り、これは便利そう!

ところが、入口の重い扉を開けても、「ん?」・・・人のいる気配がない・・・・・。

「こんにちは~」「こんにちは~!」。

と、ここで防災無線」で「○○地区◎◎◎地内で熊の目撃情報の注意喚起が・・沿岸部

(チェックインの時間はネット予約時記入しましたが)誰もいない・・・・・

中に進むと・・・壁に部屋の鍵が2本かかっていて、そのうちの一つがどうやら自分たちの分でした(名前がありました)。

ということは今夜は泊り客は2組?(シーズン始まりと思っていたらまだシーズン前)

 

部屋の窓から見える、「メインストリート」。

雪解けの茶色い水が、目の前の川を勢いよく流れていて音もすごい!

人も車も行き来があり、山の中の小さな村という感じです。

例によって(貸し)別荘なのか、山小屋風の三角屋根の建物が山肌をおおっています。

宿の部屋から

築200年以上たつ宿は外観も内観も”歴史を感じさせる建物”。

階段も・・(しっかりしています)。

古い家具は「ヨーロッパ(スイス)のアンティーク家具」として高く売れる?かも??などと、過去イギリスの重いアンティーク家具を扱った人はつい値踏みしてしまいました。

100年単位の歴史あるホテルの廊下

部屋の入口には過去泊まった有名人?の名前と説明書きが貼ってあり、わかる方なら楽しそう・・・。

他に泊り客のいないこの階。

シーン」とした廊下は日が落ちるとますます「シーン」として・・・・・(ちょっとこわい?かも)。

 

フランス語圏の宿以外はすべて「素泊り」(食事つきプランは基本ありません)、にて、このあと食事のためスーパーマーケットを訪問!

宿に併設されたレストランはまだ今季は開店しておらず(シーズン前)、していたとしても”いいお値段”にて自動的にスーパーマーケット行き・・・。

 

どこにいっても、たいがい「Coop」と「MIGROS」の2大スーパーがあり、大助かりでした。

こちらの「Coop」ではレジのお姉さんは、話す言葉はドイツ語でもレジを済ませたお客さんに「メルシー」といっていて、ここでも「ドイツ語圏とフランス語圏のあるバレー州」を意識することに・・。

それとも、単なる「流行」なのでしょうか?

聞けるほどの語学力がないのが残念でした。

 

海外物価情報ツイッターでは、

2022年9月13日(火)現在、マクドナルドの「ビッグマックは日本で390円。

アメリカでは7.49ドル(1070円)

タイでは550円。

ベトナムでは420円だとか(ついにベトナムに抜かれたかぁ~)。

 

ロンドンの地下鉄初乗り運賃は5.9ポンド(なんと983円!)に・・・・・


 つづく