コロナ前の2019年5月末~6月中旬、30年店で働いた退職金代わりに、最初で最後の海外旅行(母)。
母の「高い山と高山植物が見たい」という希望で「スイス」に。
[物価高のトップグループ国]でできるだけ費用を抑えながら・・・。
(スイス南部・滞在場所は下部Sierre/シエルの上あたり)
フランス語圏滞在3日目、最終日。
合計7日目の今日もいい天気が続いていますが、さすがに今日向かうローヌ川上流(ここから東)は曇りの予報です。
朝食後。
おそらく二度と見ることのない、この雄大な景色を目に焼き付けようと部屋の外に出てしばしイスに腰掛けて・・・(時間まで)。
写真では表せないスケールのすごさです。
今回、街の入口にある駅からホテルと反対方向にある、訪れることのなかったクランモンタナの街は右手に静かにたたずんでいます。
右奥、遠くの山々はフランスの山。
どこかに標高4807mのモンブランがあるはず。
チェックアウト時。
今までの方とは打って変わって、若い不愛想なお姉さんに”あしらわれ”、アジア人差別か日本人差別か、まあそんなもの・・・。
支払いは、空港で両替した現金の減り(使う機会)が思いのほか少なかったため現金で行いましたが、このことがあとで面倒なことを引き起こすことになるとは思いもしませんでした・・・・・。
3日間(実質2日)の「ちょこっとフランス語圏」の後は再びドイツ語圏へ。
名残惜しいながらもGO!。
戻りもバス停から”無料大型バス”に乗車し、感謝しつつモンタナ駅で降車。
再び、がらがらのケーブルカーでSirre/Sidersシエール/シダールのFuniculaire(フニキュレール・ケーブルカー)始発駅まで下ります。
標高1470mから533mまでを、各駅停車で20分、ノンストップはなんと12分で、帰りもノンストップは早くて残念!!
右手にずっと続くのはブドウ畑です。
まだまだ一面は緑。
なだらかな坂に沿って・・・。
左右両面、ぶどう畑の中を結構な速度でケーブルカーは下っていきます。
車内に乗り合わせた作業服を着た30代くらいの地元の男性(フランス語圏です)から話かけられましたが、思うように英語が出てこない彼に、ドイツ語ができたなら、もしかすれば”共通言語”として話が通じたかもしれませんでした(実際はドイツ語もできない自分なので・・)。
3月下旬の母親からの申し出から4月下旬の予約まで1か月。
5月下旬の出発までそれから1か月のうちに休業と旅券を含めた各種準備。
語学は”せめてドイツ語”とフランス語はほぼ手付かずでもったいないことをしました。
旅行の後、今では”翻訳機”や”◎◎翻訳”等スマホでも気軽に音声会話ができる時代になったようですが、できればその場で語りたいと思ってしまいます。
余生(余命)…とこれから海外に出向く回数はそう何度もないだろうことを考えると、これから語学?とも思いますが、できるだけ・・・。
旅券は”次回”の予定がなく、有効期限が5年(10年より割安)のものにしたため、1回限りになりそうで、だとすると”いいお値段(旅券代)”になってしまいました。
思わず、昔1回限りの旅券が存在したことを思い出しました。
つづく