コロナ前の2019年5月末~6月中旬、30年店で働いた退職金代わりに、最初で最後の海外旅行(母)。
母の「高い山と高山植物が見たい」という希望で「スイス」に。
[物価高のトップグループ国]でできるだけ費用を抑えながら・・・。
(滞在場所は中央部「インターラーケン」から南(下)の山へ向かったあたり)
(下の地図参照)登山鉄道のルートは二つ。
そのうち、低地「ラウターブルンネン」から高地「ヴェンゲン」へ。ヴェンゲンから3駅800m登って「kleine Scheidegg/クライネシャイディック」へ。
もう一方は日本人にも人気で規模のある「Grindelwald・グリンデルワルト」経由で「kleine Scheidegg/クライネシャイディック」へ。
赤線はロープウェイ。
標高1274mにある小さな村、Wengen/ヴェンゲン。
シーズン初めは静かそのもの。
三角屋根の屋根裏部屋から見える右隣の宿の宿泊者もまだまだ・・・(少ない)。
部屋の「注意書き」には、「貸出(預り金あり)の沸騰ポットで牛乳や水以外のものを沸騰させないで」と英語と中国語で書いてありました。
つまり「焼くな・煮るな・ゆでるな!」 一切の調理はするな、ということでしょうか。
確かに部屋中「木だらけ(木製)」。
いったん火事が発生したら、階下までの避難経路は階段のみ。
最上階のこの部屋からは無事避難するにはハードルが高そうでした。
それでもこれはありがたい、と沸騰ポットを借りてみれば、「ふたを開けると中にたまごの白身が付いている!」。
絵にもある通り、「たまご」「牛乳」「パスタ」等が思いつきそうですが他にも??
まあ、こんなものなので、きれいにしてからお湯を沸かして持参したドリップコーヒーや紅茶を入れればOK!!
返す時にその旨伝えましたが・・・・(「カイゼン」は望めないかも)。
2泊して3日目チェックアウトの日。
11時のはずが10時すぎに「トントン!」(ノックの音)。
従業員らしきお兄さん「チェックアウト・掃除の時間だよ~」。
まあ、そんなもんで、幸い用意完了していたのでGO!!
屋根に続くはしごを上り、ガラス窓を開けて外を眺めると・・・(別荘でしょうか)。
駅へ向かう途中、犬印「ワンちゃん用ポスト」を発見!
立派だ~。
「ワンちゃんと散歩中に”ワンちゃんが出したもの”」を入れるポスト、はオーストラリアでもありました。
ほぼ真っすぐのメインストリートから離れ、脇道を進めば、裏側から観光案内所やロープウェイの駅を見ることができました。
ロープウェイの駅と観光案内所が見えれば、登山鉄道の駅はすぐそこです。
主な場所(見どころ)までゆっくり歩いても10分以内。
コンパクトな村は高齢者(母親)にも容易に移動できて助かりました。
「〇〇映えしそうな場所」に名残惜しさはどこへやら(充分目に焼き付けました)。
あとは下るだけ。
駅地下のトイレに下りる時、明らかに観光客(東洋人)の自分に地元のあんちゃんは「トイレは左だよ」とドイツ語で教えてくれました。
聞かなくても。
日本にいて「外人観光客」から尋ねられたなら英語で答えなければいけない、「なんと言うのだったっけ?」の強迫観念はいらない、とりあえず日本語で答えようと思った瞬間でした(地方に「外人観光客に尋ねられる機会」はほぼありませんので気持ちだけ・・・)。
8月25日(木)のヤフーニュースで「ハワイの物価高・50年前に戻ったのごとく」という記事がありました。
【独自】“衝撃の物価高騰”ハワイ旅行 4人家族250万円…1日22万円「50年前の世界」(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
一生に1回くらいは・・・(ハワイ)と思っていましたが・・・・・。
つづく