コロナ前の2019年5月末~6月中旬、30年店で働いた退職金代わりに、最初で最後の海外旅行(母)。
母の「高い山と高山植物が見たい」という希望で「スイス」に。
[物価高のトップグループ国]でできるだけ費用を抑えながら・・・。
(滞在場所は中央部「インターラーケン」から南(下)の山へ向かったあたり)
夕方。
がらがらの下り登山電車はかなりゆっくりと坂を下りていきます。
しばらくすると車掌さんが来て、「切符拝見!」。
無人駅からの乗車と分かっていたので、事前にWengenヴェンゲン駅で購入していて正解でした(購入できます)。
ところどころにハイキングコースが見え、そのいずれもが「なだらか」で、のんびり歩くには最高そうでした。
やがて向こうに標高1274m・Wengenヴェンゲンの街並み が見え、駅はもうすぐです。
よく整備された「景色」。
その維持のために「草刈り」は欠かせないようです。
ちょうど小さな、白や黄色い花が咲き始めた6月上旬。
朝晩の気温が5度以下でも日中は汗ばむほど、太陽光がまぶしい・・・・・。
ホテルなどの宿泊施設のほかに、長期滞在者向けの「別荘」が各種あり、「1週間以上」ならばこちらの方が割安に滞在できそうです(自炊設備もあり)が・・・・・。
できれば1週間と言わず、1か月は滞在して、のんび~りあちこちの山や集落をめぐってみたいものです。
「Wengen/ヴェンゲン」の駅に戻り、宿までのメインストリートを歩けば、左はホテル・レストランの建物、右は上の頂き「メンリヒェン」までのロープウェイ駅が見えました。
複数の急なスキー・スノボコース(落差約1000m)を見れば、ウィンタースポーツシーズンもかなりのにぎわいを見せる・恐るべし観光地・観光国と思わずにはいられませんでした。
と、ある土産物店で「先ほどの大声が・・・」。
そうです。
「ユングフラウヨッホ」に向けての最終乗換駅「クライネシャイディック」からのんびりハイキングコースで「大声をあげていた中年の日本人グループ(3人)」でした。
あたりをはばからず、一人の女性(ボス役?)が日本語でがなり立てながら「がはは、がはは」と笑っています。
その姿まさに「旅の恥は掻き捨て」。
毎年たくさんの観光客に接している地元の方なれば、見た目・雰囲気が日本人・韓国人・中国人なら、もしかして日本語(日本人)?と予想する方もそう少なくはない気がします。
それでも登山鉄道起点駅の「インターラーケン」から「ユングフラウヨッホ」に向けての最終乗換駅「クライネシャイディック」までで日本人は極端に少なく、圧倒的に多かったのが中国語を話す集団の方々でした(時代の移り変わりが・・・・・)。
その群衆の圧倒的なパワー(存在感)。
中に高額の登山鉄道専用周遊券であちこち乗り降りする20代とおぼしき若者たち。
東南アジア観光客の「主役交代」を静かに感じる自分・・・。
10月からJALでは航空運賃とは別にかかる「燃油サーチャージ」が北米・欧州で往復114400円に値上げされる予定です。
幸運にも「運賃+燃油サーチャージ込・最安70000円台」で行けた3年前の自分でしたが、今後この国への旅はどうなっていくのやら・・・・・
ますます(ます)、遠くなりにけり・・・でしょうか
つづく