所用と旅を兼ねて北へ。
昨日の「すじ雲、ついに夏きたる」はどこへ・・・。
いつも”晴れではない男”にこの先1週間(天気予報)は「曇り晴れ」とはまこと珍しいと
思っていたらやはり・・・。
朝、宿の高窓からの空模様です。
ガラス窓に降りかかる雨粒。
10時の気温は23度。
幸い宿を出るころには雨もやみ、暗い雲の下、北へ。
国道45号線沿いの「津波到達表示」は「18m」から峠付近で「27m」。
6階まで到達したことになります。
ということは、峠の下一帯が津波の下だったかと。
このあたりは面白い地名がよく見られます(バス停はきりきり・大槌町)
やがて明るい雲も現れ、天候回復の予感・・・(甘い)。
リアス式海岸は半島だらけで、名前は覚えきれないほど。
写真の周りに養殖いかだがたくさん並んでいる”山田湾”(山田町)。
気が付けば、だんだん霧が低く垂れ込めてきて怪しい雲行き。
国道沿いの「津波看板」は「現在地から前方・後方の津波浸水区間」を表示していますが、驚くことに「5000m以上にわたり」浸水域があったりします。
これでは国道を車で避難する(逃げる)ことは到底不可能です。
山田町(写真)は大槌(おおつち)町や釜石市鵜住居(うのすまい)地区と同じく、街中はきれいさっぱり(更地が目立ちます)。
白い壁は長距離防潮堤、万里の長城のごと。
海はまったく見えません。
宮古市が近いせいでしょうか?このあたりから車が増えてきました。
商圏が思ったよりも狭い?のか、この町にも「業務スーパー」がありました。
麦1㎏258円+税で買い置きを追加~。
7月下旬、涼しい昼の気温は25度。
どうりで霧が出てきたわけです。
このあたりは「前方1100m・後方4070mの津波浸水区間」。
堤防の土手で弁当を食べていると、眼下の踏切が鳴った!
今度こそ三陸鉄道、見えるかな?
やがて、カタンコトンと短い(1両の)リズムを刻む、レトロ調のディーゼルカーが目の前を通り過ぎていきました。
堤防の先まで歩いてみれば、その先一面濃霧で海はまったく見えませんでした。
などとのんびりしていると、宿の予約時間(チェックイン)まで着けそうにもありませんが、それでも寄り道はつきものです。
つづく