コロナ前の2019年5月末~6月中旬、30年店で働いた退職金代わりに、最初で最後の海外旅行(母)。
母の「高い山と高山植物が見たい」という希望で「スイス」に。
物価高のトップグループ国でできるだけ費用を抑えながら・・・。
なお、今年のスイスの6月インフレ率は3.4%!! 29年ぶりに最高値をつけたようです。
当時1スイスフラン118円・・・今140円!!
人口40万、最大の都市「チューリッヒ」から山の入り口「インターラーケン」までは首都ベルン経由で平地を通る急行の方が遠回りでも早くて本数もあります。
一方、「ルツェルン」からのローカル線は眺めがよく列車の造りも窓が上部まである観光列車。
地元の方よりも山に向かう観光客がぱらぱらと座席を占めていました。
観光シーズンはまだ始まったばかり。
これからだんだん「ハイシーズン(料金が高額になる)」に向かっていきます。
飛行機も宿も(=旅行代金)その他もろもろ・・・。
単線のゆっくりと走行する車窓からのどかな風景が続きます。
インターラーケンに続く湖が見えるまで、ゆるやかな坂を登っていきます。
(草原はきれいに刈られ・・・)
それにしても天気には恵まれました。
日々快晴の中行動できて、用意した傘は最後まで出さずじまいでリュック(デイパック)の中でした。
かつて日本でも鉄道の売店といえば「キオスク(売店)」でしたが・・・閉まっていました。
途中、車掌さんが来て検札がありました。
駅に改札口がないので、抜き打ちの検札があるだろうと思ってはいましたが、意外にもいままでなく、今回初めての「切符拝見」となりました。
(6月上旬ではまだまだ雪の連山でした)
草がきれいに刈られた、”○○〇〇映え”する風景が左右に広がって・・・・・。
対面の4人が座れる座席に二人で足を延ばし、揺れの少ない整備された鉄道は少しづつ傾斜を登っていきます。
運賃が(あっという間の)新幹線ばりのいいお値段なので、せめて新幹線の時間ではなく普通列車の時間で過ごしたくなる、不思議な感覚・・・・・。