コロナ前の2019年5月末~6月中旬、30年店で働いた退職金代わりに、最初で最後の海外旅行(母)。
母の「高い山と高山植物が見たい」という希望で「スイス」に。
過去、成田空港までのアクセスは京成特急かJR線(一度は京成ライナー)でしたが、高齢者同伴のため今回初めての成田エクスプレス・・・は快適でした(低所得者には割高なので次回はJRで)。
第三ターミナル(LCC用)と違い、終点第一(第二)ターミナルは造りが違う・・・(空港使用料の差でしょうか)。
エティハド航空のチェックインカウンターが空きそうな時間まで、展望デッキでお茶タイム。
UA(ユナイテッド航空)をはじめとする飛行機郡は、いつ見てもわくわくします。
思いのほか混んでいない広いターミナルの空間で事前に腹ごしらえを済ませ、最後の方にeチケットで簡単チェックイン。
出国検査はがらがらすいすい、それでも待合室でも搭乗まで間がありました。
エティハド航空の乗務員たちは多国籍のようでしたが、せっかくなので1枚の紙に書いたアラビア語でこんにちは!
遠い昔、一度だけイスラム航空会社、パキスタン航空に乗った時(成田~フィリピン・マニラ間)はにおいと機内に流れる音楽が印象的でしたが、エティハド航空はごく普通の機内で、今の機種ではコントロールパネルで聞く・見る等いろいろなことができて楽しめました。
17時55分、アラブ首長国連邦アブダビ行きEY871便は満席でテイクオフ、12時間のフライトが始まりました(他社の直行便と同じ時間を乗り換え1回、計18時間かけて)。
複数の街の輝く光がまぶしくて、今や世界の覇権を米国と争う「中国」の力を感じ、通り抜ければ1面闇の世界。
12時間の間にアルコールを含む飲み物(ワインを選択)や食事が出て、寝ている間にも出て、眠気はどこへやら・・・食べてしまいました。
さらにお菓子付きティー(コーヒー)タイムまで・・・・・。
長いと覚悟した時間も過ぎてしまえばあっという間。
闇の中にオレンジ色の街灯が点在する景色が近づいてきました。
どうやら、砂漠一色から街に入ったようです。
平らな風景は変わらず、深夜1時前(日本時間午前6時前)、アラブ首長国連邦のアブダビ空港に到着しました。
長時間フライトに母親は思いのほか元気でしたが、こちらはさすがに眠けが・・・・・。
降機時、見た目がアラブ人の男性乗務員に「ありがとう さよなら」とアラビア語で言ったら、手を握りながらあいさつしてくれました。
機内から降りたのは最後の方であえてそうしたのは、ターミナル行きシャトルバスにギューギュー詰めだと高齢者がたいへんだからで、その作戦”今回は”成功しました。
バスは滑走路から乗り換え便が出るターミナル3を通り過ぎ、5分以上走って、だいぶ遠いターミナル1でやっと止まりました。
入国検査に時間がかかり、1時間半のらくらく乗り換えの予定がどうも怪しくなってきました。
目の前を日本人の団体さんが通り過ぎていった時、添乗員さんが手に持っていたツアー名は「ちょこっとエジプト5日間」。
往復5日間の「時差あり弾丸ツアー」あるのかと感心しきり。
「オタフクのお好み焼ソース」にも使われているナツメヤシの実「デーツ」の1㎏か2㎏は入っていそうな大袋があちこちで売られていましたが、大きくてお土産には・・残念!
それが3年後、業務スーパーで日本語表示の「デーツ」を発見、試しに買ってみることになるとは・・・(★こちらは500g「ミニデーツ」の表示が・・・)。
ターミナルをまたぎ、シャネル等有名ブランド店や土産物店を眺めながら、あちこち曲がって15分。
やっと目的のターミナル3に着きました。
途中にあった”無料シャワー”や”無料図書館”は利用する時間なく・・・(次回・・・は限りなくなさそうです)。
アブダビ空港で驚いたのは、保安検査場で皆”靴を脱ぎゲートをくぐる”ことでした(厳重)。
ほどなくして搭乗のアナウンスがあり、中東の衣装をまとった人たちと移動、午前2時20分(日本時間7時20分)スイスの金融都市チューリッヒへ向けて、EY73便6時間半のフライトが始まりました。
ここでも、すぐにティータイム。
またまた食べてしまいました・・・。