三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

コロナ前の旅みやげ 最後の一個を開けました No.164


このところ、アメリカの航空会社の予約が好調でいよいよ飛行機による大規模な移動が始まった感があります。
振り返って日本はどうなのでしょう??
先日、日本人観光客がほとんどいなくなったハワイに向けた「旅行プランに三桁の予約」のニュースが流れました。
まだまだ少ない印象を受けましたが、まずはスタートです。
海外旅行が増えるかどうかは、現地のコロナ感染状況と共に、”出入国手続きの簡単さ”が決めてとなるのかもしれません。
現役世代は万一コロナ感染での現地滞在(隔離)や帰国後の自主隔離期間もリスクで、まだまだ実現に踏み切れない部分もあるかと思います。
かく言う自分は・・・・・身の回りとコロナ状況を見極めてからになりそうです。
来年の「世界1周クルーズ」が、今までにない一泊2万円を切るプラン(再開記念価格??)だ!早割!!と宣伝しているのを見るにつけ、いいな~(海からの街を見てみたい)。

コロナ前の2019年6月、30年近く商売を手伝ってくれた親の希望で退職金代わりに海外旅行をプレゼントしました。
80代(高齢)の親には最初で最後の海外旅行。
元々コーラス(合唱団)に所属していた親の関心は「合唱祭」。
どこで調べたのか、「ラトビアの歌と踊りの祭典」に行きたいと言うのです。
バルト三国の一つ、ラトビアは「音楽の国」と言われているようで、いったいどうやって行くのか?
調べたところ、当然ながら小国に直行便はなく、近隣国のフィンランドポーランドあたりから行くしかない。
ところが、肝心の「祭典」は2018年、2年前に開催されたので次は2023年、あと3年後!(残念!!)

親にはあきらめてもらい、第二希望を聞いたら「北欧」か「スイス」と言うのです。
え===!! どちらも世界屈指の「物価高国」です。
確かに景色はきれい(すごい)けれど・・。
1986年、今から36年前、単身で北欧4か国とスイスを訪れたバックパッカー(リュックサックを背負った旅人)は、自炊や買い食いができた北欧はなんとか回りましたが、買い食いのみに音を上げたスイスからさっさとリヒテンシュタインを歩いて越え、オーストリアへ抜けました。

それでも親には(おそらく)最初で最後の海外旅行。
希望を叶えるべく、「格安ツアー」を探せば、うわぁ!というお値段でした。
直行便でも12時間くらいはかかるので、7日間ではあっという間ですが、それでも格安で20万円を切るくらい・・・(うそ・・)。
ある程度、中高年(日本人)向けの至れり尽くせり(フリータイムなし)だと60万・70万はするようでした。
ならばと、飛行機と宿のみのプラン(これはオーストラリアで子供が利用)を調べても20万円台から・・。
そこで低所得者は考えて、すべて個人手配することに・・・・。
親から話が出たのが4月上旬で、申し込み期限はパスポート等準備を考えると4月下旬でした。
急ぎあちこちのサイトを見ること4日間(たいへんだけど楽しい・・)。
直行便は高いので、フィンランドヘルシンキ)やワルシャワポーランド)、パリ、バルセロナ(スペイン)、ミラノ(イタリア)、ロンドン、アンカラ(トルコ)、香港等での乗り換え便を選択。
宿は「トリバゴ」等の予約サイトから。

写真は最後の旅土産、チューリッヒ(ドイツ語圏)の大型スーパーで買った「レバーペースト(パテ)」です。
購入後2年半以上先の期限で先日食べることができました。

3個組で物価高のスイスで見つけた安価品(300円)。
パンに簡単に塗れます。

鳥さんが材料だからか臭みもなく優しい味は日本人にも受け入れられやすいと思いますが、はたして国内で販売しているでしょうか?

2年半以上たっても楽しむことができるのは本当に幸せなことです。
思い出は永遠(徐々に忘れていくけれど)です。