三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

灯台下暗し No.147

約30年、2次3次流通品(中古品・未使用品、工場・問屋さんからのバッタ品を含む)を店やネットで販売する中で、いつしか便利屋も営むようになりました。
「不要品・不用品の引き取り」の中でも「ゴミ部屋(屋敷)」は年々増え、引き取る量がハンパなく増えていきました。
親族が手に負えない、手に余す品々を、家の内外から何台分ものトラックに乗せ・・・。
市内の5LDK+S(室内倉庫)のマンションの時は、真冬の電気のない中、合計11台分の荷物をエレベーターで・・・。

「ゴミ部屋(屋敷)」といっても様々な状態(条件)があります。
タンスや本棚の前に荷物が置いてある場合。
その荷物も2重3重に置かれているとかなり年数が経過しています。
当然、奥にあるタンスや本棚は使われることなく、中に入っているものは劣化していくことになります。

「通路」があれば人が通って何かをしていたのでまだ救いがありますが、部屋一面にモノが散乱しているのが一番厄介です。
優先順位をつけて整理することができず、とりあえず手前のものから整理するしかないからです。
部屋一面にモノが散乱している場合、箱や紙袋に入っていないことも多く、部屋全体がごみ袋状態。
細かいごみの割合がぐっと増え、持参したビニール袋や箱や衣装ケースに入れる時間が加わります。

とりあえず運び出し後で分別する(手間をかける)よりも、現場で一度で分別完了させます。
リサイクル・リユースが専門なのでほとんどのものを「生かし」ます(よく驚かれます)。
部屋の外に置いてあるもの・物置のものも同じです。

以下は1年半前、最後に作業した際の写真です。
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家中モノが一杯でした。
2部屋だけを見ても、押し入れ3間半の部屋の中に洋服タンスが5つ!!
それぞれのタンスの前にはうずたかく積まれた箱や袋が前後列をなし・・・・・。
幸い「通路」が開通しているので人の行き来はあったようでした。
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四畳半に足を踏み入れると、左右に洋服タンスふた竿(2つ)。
奥には押入れ一間半。
一人暮らしでこれだけのモノに囲まれた生活。
片付けることかなわぬうちに、「(この世を)卒業」することになるのでしょう・・・・・。
親族さんはたいへんです。

身近でも「終活」済の人もいれば、終活の話ができない人もいます。

自分の親は・・・・・。
商売の経験を何度も話してはいますが・・・・・(厳しいです)。
親に経験役立たず・・・・・後で覚悟です。