三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

タウンページ 忘れていました No.142


昨日、ポストに投函されたタウンページ。
今はビニール袋入りなのも、タウンページがまだあったのも、すっかり忘れていました。
今まで何年も届いていないものが何で今頃・・??

ビニール袋の中身は薄い本体と広告のチラシが何枚かでした。
チラシは、
・有名人コンビを使った引越し屋さん、家具3点移動して9800円もやってます。
・生協の個人宅配 加入でギフトカード2000円分プレゼント! 「スマホでOK」も親はいまだに分厚い雑誌からの注文です。
県民共済・・・ほかの共済も30年以上家族全員分掛けて使うことなく終了~(掛け金合計7桁は考えないことに・・)。
・来店不要のキャッシングサービス・・・うれしいことに72回払いまでOK!! 返信用封筒をご使用ください
 ゆとりある生活プランにお役立てください 85歳まで利用可能・・・

本体は「東版」で128ページ、薄く感じてしまいました。
30年近く前、平成初期、小さな店を始めたばかりのころ、広告手段といえば「タウンページ」黄色い電話帳でした。
1ページの4分の一で月あたり5万円台(★年1回の配布にて年契約です)・・・今思えば家族経営の身でよく払えたものです。
沼津市静岡県)から実家に戻り、不要品をリサイクルショップに引き取りにきてもらいました。
古いテレビと冷蔵庫は買い取ってもらえましたが、引越しでばらしたままの4人掛けダイニングセットは断られました。
当時その個人店は自治体北部で唯一の店で10坪もない店内に家具は置きたくなかったのでしょう。
その後1年たたずして始めたリサイクルショップで、古くてもあれば売れた時代なこと、買い取り価格の6~7倍で店売りしたのだろうこと、家具は売れ筋だったことがわかりました。
店を始めて3か月目にタウンページの広告出稿依頼をしてから年ごとに同業者の広告が増え始め、そのうちに黒船(大型の全国チェーン店)が来襲、そして時代はホームページとウェブ広告へ・・・ついにやめてしまいました。

それから15年以上・・・。
タウンページの裏表紙には有名人3人が載った「水道屋さん」が出張・見積り・早朝深夜割増・キャンセル すべて無料と書いてありますが、県庁所在地から一番遠い140㎞離れた県境まではどうでしょう?? (こわいこわい)
タウンページの「対応エリア」は「東全部」です。
無料高速道路を使っても1時間半(下の道なら2時間)をカバーする電話帳。
親のようなデジタル家電、留守電すら操作がおぼつかない人には重宝するかもしれませんが、何年も見ず多分これからも見ない人には、「定価220円・即資源ごみ行き」は制作配布費用を考えるととても残念です。
希望配布制・・難しいのかもしれません。

そういえば、実家はいまだにNTTの固定電話ですが、固定電話のない世帯にも配布されるということはその費用は親のような人たちが負担しているのでしょう。

「プラスチック(ビニール)ゴミ」と「紙ごみ」は貯まる一方です・・・(さようなら~)。