三陸 海 旅 つれづれなるまま

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94.「ごみ」出しルールはこれからも統一されない?

同じ自治体内で引越しをしてから2週間。 
来週、四たび退去手続きで前の集合住宅へ(今度は終わるか?いまだ余談を許しません)。

地区が違うので「ゴミ出しの日」を調べたところ、やはり別の日でした。
30年近く、県内外いろいろな自治体に行って不要品/不用品整理作業をして深く感じたのは「ゴミ出しルールの違い」です。
全国で自治体によりこれほど違うものもなかなかないかと思います。
「燃える」「燃えない」ひとつとっても、正反対だったりします。

今いる自治体の広報誌に載っていたのは写真の内容です。

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「リサイクルできるごみ」はだいたい想像通りな方が多いと思われますが、こちらの自治体ではかごに入れるのではなく、ごみの袋に入れて出します。
そのため、処分場では一袋ごとに人が開封する手間がかかります。

こちらの自治体の性格が表れているのが、「燃やせないごみ(★毎月1回)」。
「缶類(金属・硬質プラスチック類)」で直径10㎝を超える大きな缶はリサイクルできないようです(埋め立て?)。
「ビン(陶磁器・ガラス類)」で化粧品や食用油のビン、耐熱ガラスもリサイクルできない。
それぞれ、別のごみ袋に入れて出します。

地元の方に聞いたら「そうだっけ?」と言われたりしました。

ビニール袋に入ればリサイクル品目を除く「電化製品」は収集してもらえるのも特徴です。
石油ストーブや石油ファンヒーター除湿器クラスの大きさまでOKです。

「ゴミ」出しルールの違いは「ごみ処分の事情」によるところが大かと思います。
場所もあるかもしれませんが、「処分場(★焼却場)」の違いが一番の原因かもしれません。
こちらの自治体で作業をして依頼主さんと処分場に持ち込んだ際は、(ほかの自治体に比べ)「小さな建物」「家具は外に搬入者が置いた後フォークリフトで建物内に運ぶ」のが印象的でした。

時代や事情により変わっていく「ゴミ」出しルール。
複雑さに拍車をかけるのが、スーパーに置いてあるゴミ(資源)箱(回収ボックス)です。
こちらの自治体にある全国スーパーととあるチェーンスーパーではそれぞれ箱(回収ボックス)を置いていますが取り扱う中身が違います。
全国スーパーは紙資源や缶類を扱っていますが、とあるチェーンスーパーでは「洗って出す問屋さん収集用アルミ缶専用箱」と「洗わなくてもいい自治体収集用スチール・アルミ缶箱」が離れた場所に置いてあります。
自治体が「燃えるゴミ」、のペットボトルのキャップはどちらもOKです。

なん百億円のお金をかけて処分場を建設できる自治体とできない自治体。
大都市にいたころのゆるい条件から徳島県上勝町の13種類45分別まで・・・。

取り扱う問屋さんがあるかないかで集める自治体が変わる品目。
袋代から粗大ごみ処分料、受け入れ条件、日時までバラバラです。

これからも統一されることのない?「ゴミ」出しルール。
それでも、引っ越さない方にはたいして関係ないのかもしれません。