三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

37.下甑島(しもこしきしま・薩摩川内市)鹿児島紀行.2

甑島(こしきしま)は、鹿児島県薩摩川内市から西約26kmの東シナ海上に位置し、北東から南西に35kmに連なり、北部から上甑島、中甑島、下甑島の3つの島から形成されています。
キビナゴ漁を中心とした漁業の盛んな島です。

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義理の兄が赴任する下甑島。冬2月、積もり積もった報告を兼ねて訪れた南の島(北の人間にとって、九州は南です)。日中はかなり暖かく、朝晩も暖かな島には驚かされました。軽ワゴン車でまずは島案内してもらいました。平地の少ない島を北へ向かい、海辺へ降りてみました。そこには、昭和のうちに集落移転した集落跡がありました。ご丁寧にも地図があり、家ごとに苗字が記されていました。が、地図がなければ、ただの草地と化していて、時代の移り変わりを見せつけられた感じでした。f:id:koppasan:20211216055320j:plain(集団移転した集落前の海岸)f:id:koppasan:20211216055342j:plain 尾根沿いの道に戻り北に進めば、突端近くでは断崖絶壁の風景が待ち受けていました。左も右も海。人は暮らせそうにもない、あるのはただ自然だけ。f:id:koppasan:20211216055356j:plain(遠くに中甑島が見えます)人口がどんどん減り、この国の「人口減少モデル地区(島)」になってしまいそうな、恐ろしいほどの減り具合を聞いて、驚くばかりでした。その後、世界遺産登録で観光客は増えたと思われますが、この後島はどうなっていくのか。まあ、なにはともあれ、お土産の日本酒は飲まずに焼酎(芋)のお湯割りと、地元で取れたばかりのアジ他(忘れました)のとびきり美味しい刺し身で話が盛り上がり、幸せな夜が過ぎていきました。 肝心の報告がぁ〜。